こんにちは。
今週もさんまの水揚げがありましたが、ほとんどの船は今週が最後の女川での水揚げになる見込みです。
ラストさんまは少しサイズが小さめのものが目立ち皆さんがニュースで見たり聞いたりする状況がそのまま漁港で起こっています。
個人的にもこのような不漁を体験するのは初めてのことで驚いていますが、さんま一筋で生きてきたベテランはどう感じているのでしょう?
長年女川でさんまを買い続けているベテランに話を聞きました。
―――今年のシーズンを終えていかがでしたか?
悲惨な年だった。稀に見る不漁だった。
でもサンマって本当においしいって改めて思った。
―――どんなさんまでしたか?
もの自体の品質は例年通りだった。ただ量が著しく少なかった。
今年の女川港でのさんま全体の水揚げ量が、ちょうど水揚げ全盛期の会社1社のさんま取扱い量と一緒くらいだった。
脂が落ちてから上がり始めたものもあった。
南下するほど卵が大きくなるのでそこに栄養を使ってしまい、小さくなっているものがいた。
―――価格はどうでしたか?
例年より高かった、量が少ないということも影響している。
―――時期はどうでしたか?
獲れ始めの時期が遅かった。
例年は8月後半からだが今年は10月に入ってからだった。
―――原因はなんだったのでしょうか?
魚がいないってことは水温なのではないか。
水温が高いので近海に寄り付かず、漁場が遠くなり、漁師は大変だったと思う。
燃料代が大変。
その点サバに関しては例年通り獲れている。
わからないことが多い。
―――来年の展望はいかがですか?
良いことがあるように祈るばかり。
今年獲れない分数が増えれば良いなあ。
来年も引き続きおいしい秋刀魚をお届けするのでみなさんサンマ食べてください!
ということでした。
来年は良い漁ができることを祈りましょう!
ではまた次回!