今年もほたての耳吊りが始まりました。
【ほたて耳吊りとは?】
毎年10月下旬から11月上旬にかけて北海道から仕入れたホタテの子供(半成貝(はんせいがい))が続々とホタテ養殖業者の元へ運ばれてきます。
その一つ一つの、ホタテの「耳」と呼ばれる部分に穴をあけ、ロープに編み込んだピンへ差し込み、ロープを筏に吊るして海へ入れます。
この作業を「耳吊り」といい、生産者にとって一年で一番大変で忙しい時期になります。
↓とても地道で根気のいる作業が長時間続きます。
時間との勝負、とでも言うように運ばれてきてからすぐに開始し、文字通り寝る間も惜しんで作業をすすめます。生産者によっては1週間前後、一日20時間を超えて働き続ける人もいるようです。
こうして海へ吊るされたホタテは約半年後、初夏の時期に水揚げされます。
ホタテの入った重たいカゴを運んだりすることがとても大変な一日でした。
お客様へ届けるお魚屋さんとして生産者がどういう思いで何をしているのか、一つ一つのものがどうできているのか、そういうことを知り、また伝えていくことが重要なのではないか、そしてそれを知るからこそ日々口にする魚や貝がよりおいしく感じられるのではないかと感じています。
それでは次回!