ほたての黒い部分って食べてもいいの?正体と取り扱い方を徹底解説! – 女川さかな手帖

ほたての黒い部分って食べてもいいの?正体と取り扱い方を徹底解説!

ほたてを丸ごといただく時、まずは大きくて丸い貝柱が目をひきますよね。
その貝柱の脇の方に、濃い緑から黒に見える塊が付いていることがあります。この黒い部分、一体ナニモノ!?

ほたての黒い部分の正体とは?食べられる部位なのか?
この記事で徹底解説いたします!

正しい知識を身につけて、ほたてを安全に存分に味わいましょう!

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ほたての黒い部分の正体は?

ほたての貝柱の横についている黒い部分は、「ウロ」と呼ばれています。
ウロの正体は中腸腺という器官で、肝臓とすい臓の働きをしています。

実は中腸腺の内側には胃もあり、食べたものを消化する役割を持っています。
ウロはほたての内臓として、重要な役割を担っているのですね。

ほたては海中の植物プランクトンを食べて育ちますが、そのプランクトンの中には有害物質を作り出すものがあります。
ほたてがその有害プランクトンを食べてしまった場合、有害物質の分解や解毒を行うのもウロの役割です。

黒い部分「ウロ」は食べてもいいの?

ウロはほたての肝臓・すい臓であることがわかりました。
あん肝やタラの白子のように、日本には魚介類の臓器をいただく食文化があります。
では、ほたてのウロは食べても良いのでしょうか?

結論からお伝えすると、ウロは食べられないことはないですが、取り除いて召し上がることを推奨いたします。

前述のとおり、ウロはほたてが食べてしまった有害物質を処理する機能を持っています。
しかし、処理しきれなかった毒もウロに蓄積され、時間が経つと毒がウロの中に圧縮されていくことになります。
この毒が体内に蓄積する現象を「貝毒」といいます。

毒は加熱しても消えないので、毒素が溜まったほたてを食べると食中毒を引き起こす可能性があるのです。
そのため、より安全にほたてを召し上がるには、ウロは取り除くのがおすすめです。

貝毒には種類があり、日本では以下の2種類が知られています。
・麻痺性貝毒
舌や唇などのしびれが起こり、重症になると体が思うように動かなくなります。
最悪の場合、呼吸困難などで死に至る危険性も。
・下痢性貝毒
下痢や腹痛、嘔吐、発熱を引き起こします。死亡例はありません。

ウロを食べてしまったら?

日本では漁港での検査を通過した魚介類のみが出荷されています。
特に有毒プランクトンが発生する時期には念入りに検査を行い、海域の有毒プランクトンが一定数を超えた場合、出荷を停止することで食の安全を守っています。

こうした対策がとられているので、市販のほたてのウロを食べてしまったとしても健康に被害を及ぼすことはほとんどありません。
ですが、いただきものやおすそ分けのほたてを食べる場合は、その出所を確認しておくことが重要です。

「それでも貝毒の食中毒が気になる!」という方もいらっしゃるかと思います。
「毒」と聞くと怖いですよね。

貝毒には即効性があるため、もし毒が強い場合は食後30分ほどで症状が現れてしまいます。
食後3〜4時間経っても大きな症状が出なければ、特段の心配はいりません。まずは安静に、様子を見てみてくださいね。

参照:貝毒とは(北海道貝毒情報)

ウロの取り外し方

ほたてのウロの外し方は簡単です。

  1. ほたての殻から身を取り出す
  2. 貝柱から貝ひもの部分を手で剥がす
  3. 貝ひもにくっついているウロを、引っ張るようにして外す

ウロは貝ひもにくっついているので、ウロを取りたい時は先に貝柱と貝ひもを分けましょう。
貝ひもだけになったら、ウロのついている部分を引っ張ればスルッと簡単に外すことができます。

ほたてについている黒い筋は食べられる?

ほたてのひもの端っこなどに付着している黒い筋や線は、実はほたてのフンなんです。
食べても健康上の問題は特にありませんが、美味しいものではないので取り除いた方がいいでしょう。

フンの部分を軽く手で押して、キッチンペーパーで拭き取るとキレイに取り除くことができますよ。
美味しく食べられる部位も傷めてしまわないように、力の入れ過ぎには気をつけましょう。

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